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変奏曲について2 [第2回カフェ・コンサート]

前回に引き続き、変奏曲のタイプをご紹介します。

タイプ2:頼りになる低旋律を使いました♪

このタイプでは、特定の低旋律が曲のはじめから終わりまで何度も繰り返され、その低旋律を頼りにさまざまな音楽的要素が現れます。
(このような繰り返される低音は専門用語では「固執低音」と呼ばれています。)
有名なヴァイオリン曲、J.S.バッハの《シャコンヌ》もこのタイプの変奏曲の1つです。

第2回カフェコンサートで演奏される曲では、G.F.ヘンデルの《サラバンド》とA.スカルラッティの《「ラ・フォリア」による29のパルティータ》がこのタイプにあたります。
実はこの2曲、両方とも「フォリア」と呼ばれる、スタイルで作曲されています。
フォリアは、もともとはスペイン起源の3拍子の踊りの曲&変奏曲。タイプ2の変奏曲の代表例として、バロック時代、たくさんの作曲家がフォリアを作曲しました。
今回演奏される、ヘンデル、A,スカルラッティの他にも、コレルリ、マレ、C.P.E.バッハ、ヴィヴァルディ等々、あげればキリがないほどです。

フォリアは美しいメロディーが魅力的ですが、真の主役は低旋律。
第2回カフェコンサートでは是非、低音に注目して聴いてみてください。

(京谷政樹)


第2回Inventioカフェ・コンサート
変奏曲の歴史と真実、蔵に想いを寄せて

日時:6月3日(金) 午後7時開演(6時30分開場)
会場:ごま和田萬「萬次郎 蔵」
   大阪市北区菅原町9-5
料金:2,000円(和田萬ごま使用のお菓子・お茶、ごまのお土産付き)

ご予約、お問い合わせはInventioまでお願いいたします。
E-mail:inventio_hpschd@yahoo.co.jp

会場のごま和田萬でもご予約可能です。
Tel.0120-507-380 (平日の9:30-17:30)

席数が約30と少ないですから、お早めにご予約をお願いいたします。

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